今回は、家族で体験した不思議な話をしたいと思います。
ある日、猫丸の母の親友が胃を患い具合がよくない…との内容の電話があり、
ほどなくして 母の親友から入院したという連絡があったそうです。
入院の知らせを受けて一ヶ月ほど経ったある日の夜中、当時3歳くらいだった猫丸が母に突然こう言ったそうです。
玄関を指差し「誰か 来てるよ」と…。
不思議に思った母が 玄関へ行ってみると、そこには誰もいないので「誰も いないよ?」と猫丸に話すと、「まだ いるー」「いるー」と 猫丸が何度も言うだそうです。
3歳の子供が夜中にそんな事いうもんだから、母は怖くなって寝ている父を起こし、
今度は父と一緒に玄関へ様子を見に行ったそうです。
しかし、やはり誰も いない…。
母と父は、もう一度 猫丸に 「誰もいないよ?」と言うと、猫丸は 「苦しんだって」と 言ったのだそう…。
これが、猫丸の心霊体験の始まりで (この記憶は 猫丸にはない)
ここから、5歳くらいまで無邪気に なんでも 視えたまま、感じたまま あり得ない事ばかりをいう子だったそうです ( ̄▽ ̄)
さて、話は戻りますが、小さな猫丸に視えない人がいると言われて背筋を寒くした両親でしたが、その場は「まぁ、子供の言うことだから…」と、気を取り直し、寝たそうです。
次の日の夜遅く、我が家に電話が鳴りました。
電話の相手は、胃を患い入院した母の親友でした。
母) もしもし、◯◯ですが…。
友人) ◯◯ちゃん? 私だけど…
母) え? その声は ◯◯ちゃん?
友人)うん…
母) どうしたの? こんな夜中に…
友人) うん…
母) まだ 入院してるの?
友人) うん…
母) 子供が小さいから、なかなか お見舞いに行けなくて ごめんね…
友人) うん…
母)具合は よくなったの?
友人) うん…
母) それなら よかった!
友人) うん…
友人) ◯◯ちゃん、今から 遊びに行っていい?
母) え? 今から?
友人) うん…
母) うちは 一部屋しかないから泊まってもらえないし、また、昼間に遊びにおいでよ?
友人)今から、今から どうしても行きたいんだけど… ダメ?
母) うーん、今日はちょと…。 ほんと ごめん。
ツー ツー ツー。
ここまで、喋ったところで電話は突如切れてしまったそうです。
そして…
それから30分くらい経った後に、また電話が鳴ったそうです。
受話器を取ると、それは親友のお母さんからだったそうで、この時母は既に嫌な予感がしたそうです。
母) さっき ◯◯ ちゃんから電話が掛かってきたんですよ。
友人の母) ええ??
母) どうされました? なにかあったんですか?
友人の母) ええ? だって… ええ??
母) 一体 どうされたんですか?
友人の母) 娘は、◯◯は、さっき息を引き取りました… 。
あの子、◯◯ちゃんに 会いたかったんだね (号泣)
なんでも母の親友の病名は胃がんでした。
昨夜 容態が急変し、洗面器に何杯もの大量の血を吐き、散々苦しみながら意識が朦朧としていったそうです。
意識が薄れながらも、うわ言で母の名前を何度も呼び、最後の言葉は「会いたい」という言葉だったそうです。
会いたい…という言葉を残し、お亡くなりになられたそうです。
母は、「親友が そんなにも 会いたいと思ってくれたのに…私はなんて薄情なのか」と自分を責めたそうです。
そして、暫く経った ある日。
夜寝ていた猫丸が ひょこっと起きて母に言ったそうです。
「お姉さんが バイバイって」って 言ってるょ…と。
それを聞いた母は、「◯◯ちゃん ごめんなさい」って号泣しました。
この場面は、猫丸はよく覚えていているんです。
母の親友は、この時 微笑んでおりました。
彼女は、母を責めにきた訳ではなく、母にサヨナラを伝えることと、母が自分を責めていたので「自分を責めないで」と伝えに来てくれたのだと思います。
誰しも、普段軽い気持ちで物事を言ってしまいがちです。
それは、悪いことだとはおもいませんが、ただ、いつも後悔のない言葉を人に伝えていくことは、大切なことではないでしょうか。
人はいつか必ず死んでしまうんです。
なのに、誰も今日明日に死ぬなんて思わないのです。
でも今日、明日と確実に死ぬ人がいるのが、この世の常なんです。
死を意識することは、死に対して無駄な恐れを抱くのではなく、自分や大切な人を大切に出来る意識になります。
適当に生きていく事ほど 意味をなさない人生はありません。
死を意識することで、大切な物事や人が認識できるはずです。
大切な人を、いつも大切にすることの意味は深くて尊いです。
ほな(=゚ω゚)ノ