南海トラフといわれる東海、東南海、南海の3連動で起きたとされている1707年に発生した宝永地震に匹敵するほどの巨大地震が過去七千年の間に少なくとも16回起きていたことを示す津波堆積物を高知県土佐市の池で確認したことを、高知大学の岡村真
特任教授のチームが26日明らかにしたそうです!
宝永地震は1707年10月28日に中部、近畿、四国、九州の広い範囲で発生した東海、東南海、南海のマグニチュード8.4の巨大地震です。その49日後には富士山で大規模な噴火を起こしています。現在までに於ける最大規模の噴火。
岡村特任教授は、南海トラフ付近での巨大地震や津波の発生間隔を研究するため、
2006年から土佐市の蟹ヶ池で地層調査を始め、13年1月には過去六千数百年の間、
少なくとも15回の巨大地震による津波痕跡を確認したそうです。
南海トラフといえば3月14日に愛媛・伊予灘のマグニチュード6.2、最大震度5強の地震が前兆だとする学者は多く、フィリピン海プレートのエネルギーでユーラシアプレート内部の地層がズレたと考えられると、こう話すのは元・東大地震研究所准教授の佃為成氏。
気象庁は「南海トラフの大きな地震に直接結び付くとは考えていない」と否定しましたが、多くの専門家は南海トラフ地震の懸念を感じているようです。
立命館大大環太平洋文明研究センター・歴史都市防災研究所の高橋学教授は、これに対して「気象庁は南海トラフ地震と無関係のように言ってますが、それなら断層を引き起こすエネルギーが、どこから生じたのか説明しないといけません。普通に考えて、そのエネルギーは南から北進するフィリピン海プレートしかあり得ません。これは南海トラフ地震のステージ1段階の地震であり、フィリピン海プレートのエネルギーでユーラシアプレート内部の地層がズレた考えられます。」と述べています。
元・東大地震研究所准教授・佃為氏によりますと、「フィリピン海プレートの震源にあった伊予灘付近で急カーブに折れ曲がっているため、普段から小さい地震が頻発する場所。マグマは全て上に噴き上がるのではなく、地下で横に広がるためプレートも押されて曲がりが強くなる。それによりフィリピン海と繋がる南海トラフから押し寄せる力と九州側から押し寄せる力がぶつかり地震を引き起こす。フィリピン海プレートは紀伊半島の先に沈んでいるので南海トラフの地震との関係は否定できず様子を見る必要がある」と述べました。
南海トラフ地震といえば、ブログでも何度も紹介している村井氏ですが、南海トラフ地震が春までに起こるのでは?とその可能性を示唆していました。
幸いまだ南海トラフ地震は発生しておりませんが、この時伊予灘あたりで震度5が起きたらそれが引き金になるのではないか…と言ったあとに伊予灘震度5強か発生!
前兆であった伊予灘震度5発生から2ヶ月経ちます。
地殻変動は間違いなく発生しています。地中では何らかの異常やストレスを溜め込んだ状況であることは否めません。
前兆はあっても地震が発生するとは限りません。
ですが、巨大地震前には必ず前兆があったのも確かなことなのです。
前兆はいくつもあります。ただいつ発生するのかは分からないわけですが、
いつ巨大地震が起きてもおかしくない状況であることだけは、今後も頭に入れていきたいと思います。
ほな(=゚ω゚)ノ