2014年12月21日 日曜日の東寺の弘法市にいって参りました。
今回で3度目となる弘法さんです。今年は天気も良く日中は比較的暖かく絶好の弘法市日和でした ^ ^
今回も多数の露店が並び大勢の人で賑わっておりました。
東寺の周辺にもちょこちょこお店が出店されていますので、東寺の周りも見逃せません。
もともと「縁日:えんにち」とは、神仏がこの世との「縁」を持つ日だとされ、この日に参詣すれば大きな福禄があるとされ、東寺では空海入寂の3月21日を記念して毎月21日に「御影堂」で行われる御影供のことを指しているんだそうです。
当初は年に一度の縁日でしたが、1239年以降には毎月行われるようになったそうですから、随分と長い歴史があり、当時もフリーマーケットのようなこともしていたのでしょうか。また、参詣に訪れる人が増えるようになると「一服一銭」の茶店が出店されてから、江戸時代になると植木屋さんなども出てくるようになったことから、これが弘法市の始まりだとされているようです。
毎月21日の朝5時から、こちら東寺では弘法市が開催されておりますが、毎月の弘法市は、終い弘法市とは違い小規模で、主に骨董がメインです。
思わぬ掘り出し物を見つけられたらラッキーですね ^ ^
骨董好きでなくても、その雰囲気を味わうだけでも楽しいですょ♪
では、2014年の弘法市をお楽しみ下さい。
弘法市の記事は雰囲気を知っていただけるよう写真がメインです。
詳細な店舗紹介はしておりませんのでご了承ください。
まだ東寺の正門の手前です。
⬇︎ここが正門の入口です。
こちらのバッグや服に描かれた絵は、印刷ではなく手描きなんですょ!
生地は帆船の帆に使う帆布(はんぷ)という布でかなり丈夫な布です。
猫丸は⬇︎のバッグ¥3500を購入しました。
表には二つに仕切られたポケットもついてかなり便利です。
⬆︎関西では余り見かけない「カルメ焼き」です。
軽目焼きともいいまして、駄菓子です。砂糖を溶かして重曹で膨らませるサクサクした砂糖菓子で、猫丸も小さい頃によく食べました ^ ^
懐かしいです。
⬆︎ フェルトで作られた手作りの小物やアクセサリー。人がいっぱいで団体の外人さんが日本語で「かわいい!」と叫んでましたょ ^ ^
⬆︎「わらび餅」
⬆︎ 奈良の柿。スライスしたドライ柿も販売。
スライスドライ柿は本当に美味しいですょ!
奈良へ行くと大量に購入してきます。
⬆︎本物のみりんと酒粕のお店。
竹で造られた「トンボ」秋に植木なんかにつけておくと風情がありますよね。
弘法市で3年連続食べている「五平餅」です♪
こちらの五平餅は平べったくなく、四角い感じです。
焼きたてはとても美味しいですょ ^ ^
昨年は買って帰ると固くなっていたので、トースターで焼いて食べたら美味しかったですょ。
沖縄伝統の焼物。
⬆︎ 藍染屋さん。ワンコの服も売ってました。普通のTシャツで3000円でした。
藍染は虫除け効果が高いですので、夏にピッタリですね!
昨年もかなり悩んで買わなかった干支の置物と一輪挿し。
かなり可愛いのですが、一つ買うと毎年 干支分買いたくなると思い置き場所を考えて断念しました(^_^;)
⬆︎ 毎年出店されている「酒まんじゅう」屋さん。
今年は売れ行きが早かったようです。
⬆︎「干し柿」
こちらは「東寺 鎮守八幡宮」です。
九州から大軍を率いて上洛した足利尊氏は、北朝の光厳上皇を奉じて東寺に入りここを本陣としたそうです。京都を奪回すべく入京した南朝の新田義貞と六条大宮より鏑矢(かぶらや:)が新田勢めがけて飛び、敵軍は退散。尊氏の武運が開けたそうです。
この日、護摩供養(ごまくよう)が行われておりました。
護摩供養とは、炉の中に護摩木を焚いて弘法大師さんの供養をしていたものが、現在は無病息災や招福などの目的で行います。
護摩の言語は、サンスクリット語のホーマの音写です。
その根元は古代インドのヴェーダ宗教からでバラモンの公的儀式のことで、毎日行う火の儀式のことです。火の浄化で、人間の煩悩(ぼんのう)や業(ごう)を焼き払う内護摩もあるそうです。
⬆︎毛筆が2〜3割安く売っております。
⬆︎イカナゴの佃煮
⬆︎ 毎年売られている「いわし丸干し」試食ができます。
⬇︎こちらが東寺の「御影堂」です。
弘法大師空海の住房だったところです。弘法大師空海が生きていた頃と同じように、毎朝6時に生身供(じょうじんく)が始まります。読経最後には弘法大師空海が持ち帰った「仏舎利:釈迦が荼毘に付された際の遺骨、灰塵」を法会の参加者の頭と両手にかざして貰えるそうです。
こちらのバッグは息子さんが競馬関連の道具の職人さんというお父さんが手掛けた
帆布と珍しい馬の皮で造られたショルダーバッグです。
馬の皮は初めて手に取りましたが、なんとも滑らかな柔らかい皮でした。
弘法大師の地盤(おじば)。ナミキリ不動明王の祠。
奥には小さな祠が三つありました。
いにしえからの神社の形は変わっても、人知れず残されたこのような小さな神社には
結構な頻度で封じられた物の怪が棲みついていたりするんですょ。
ここは東寺の東北の隅。鬼門に当たる場所ですからねぇ…。
一昔前「ハイカラさんが通る」という漫画でよく知られるようになった袴にブーツが
、現在は着物にブーツという風に変わっています。
弘法市ではこのような出で立ちで市を愉しむお若い方が増えております。
アンティーク着物を着る若い方が増え、独創的な着方でお洒落を楽しんでいる姿を見れるのも楽しいものです。
過去2年間、弘法市でわんさか品物を買いまくっておりましたが、今年は何故かトートバッグだけで家族へのおみやげを買っていなかったことに気づきました (^_^;)
引き返して買いに行く体力も尽きていたので、東寺の北門を出て直ぐの所でクッキーを販売していたこちらでクッキーを買って帰りました ^ ^
さぁ、2014年の弘法市は如何でしたでしょうか。
全部を写しきれないほどの出店数ですから、見応えバッチリな年末の東寺の弘法市に
是非来年お出かけください。
ほな(・Д・)ノ