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猫丸ねずみの大荒れトーク


京都 太閤記の寺 端泉寺


木屋町 高瀬川沿いの、三条下る石屋町にあります太閤記で有名な 浄土宗の端泉寺(ずいせんじ)さんです。


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本尊は 阿弥陀如来。

創建は不明。

江戸時代、門倉了以による運河 高瀬川 掘削の際に「秀次悪逆の塚」と刻まれた石塔が発見されています。

現在の 本堂の位置は、豊臣秀次の塚の位置に当たっていたといいます。

門倉了以は、秀次らの菩提を弔う為に創建、または了以の子供である与一が父親の名で創建したともいわれています。

豊臣秀次は桃山時代の武将で、父は三好吉房、母は豊臣秀吉の姉、端竜院日秀です。

1585年、羽柴の名字を許され秀吉の一字より秀次と名乗り、近江八幡山の城主となりました。

1591年、秀吉は淀殿との間に生まれた鶴松を失います。

これにより秀吉は、秀次を養子として関白職を秀次に譲り豊臣家を継がせました。

秀吉自らは、太閤と称しました。

1593年淀殿が秀頼を生み、秀吉は秀次に関白職を譲ったことを悔やみます。

秀頼と秀次の娘との婚約を進めたものの、次第に秀吉と秀頼の間に亀裂が入っていきました。

1595年、秀吉は秀次に反逆の疑いをかけて高野山の青厳寺へ追放し、切腹の命令を下し秀次は自害し果てています。

享年、28歳という若さでした。

秀次の五家臣も次々に殉職します。

秀次の死には、暗殺説もあるので真実はわかりません。

秀次は、多才な人物であったようで剣術や歌道をよくし名筆や古典藉を収集するなど

文化的趣味も豊富であったようです。

1595年7月11日、自害したといわれる秀次の首は、秀吉自らが伏見城で実見したといいます。

その後、秀次の首は三条河原に運ばれ晒されたそうです。

7月11日以降、丹波亀山城に幽閉されていた秀次の一族は京都に戻されます。

8月2日、死装束の秀次の妻、側室、子ら39人は牛馬に乗せらされ市中引き回しの後、塚に置かれた秀次の首と対面させられたそうです。

四条の大雲院の僧侶である貞安上人は、刑場の隅に木像(秀次一族引導地蔵)を運び込み、処刑される人々に引導を授けたと伝えられております。

男児4人、女児1人、そして34もの愛妾たち、12歳から68歳まで全国から集められた秀麗な人たちだったといいます。

無残にも幼き子供まで容赦無く次々に刺殺され首は落とされ、体は形状脇の大穴にまだ息のあるうちに放り込まれたといいます。

遺骸は、縁者に引き取ることは禁じられたそうです。

子女の首は秀次の首が収められた石びつの上に置かれ、人々に晒されたといいます。

反逆一族として晒された生首ですから、誰も花を手向けられなかったそうです。

その後、僧侶 慶順により子女達は弔われ、その後 庵も朽ちて行きました。

いつしか塚も鴨川の洪水で流され所在もわからなかったようです。

1611年、門倉了以が秀次らの遺骸を拾い集めて死を悼み、塚を建て寺を建立したといわれています。

寺には今も秀次らが愛用した品々があるそうです。

処刑された 女性たちの辞世の句を、最後に身につけていた 着物で表装したという「瑞泉寺裂」にも伝えられています。

現在は京都国立博物館に委託されているようです。

絶世の美女と謳われた秀次の正室 上臈一の台(みだい)のお局であった右大臣 今出川春季の娘が最初に斬首されました。

辞世の句は、「ながらへて ありつるほどの浮世ぞと、思へばのこる。事の葉もなし」。

その娘、於美屋(13歳)は、「おもはずも君の御ともに候するにつけて あきといへばま まだいろならぬ うらはまで さそひゆくらん しでの やまみち」。

直前に入京し、淀殿の助命嘆願が寸でんのところで間に合わなかった 出羽最上家の於伊万の前(15歳)は、「罪なき身を 世の曇りに さへられて 共に冥途に赴くは 五常の罪も祓いなんと思ひて罪を切る。みだの剣にかかる身の なにかいつつの さわりあるべき」と詠んでいます。

秀吉の晩年は、残虐な沙汰をすることが多かったと伝えられておりますが、どこまでが真実なのでしょうか。

一族を皆殺しにして血を絶やすという行為が真実ならば、人間の所業とは思えません。

この世で 一番残虐なのも人間ですが、この世で 一番 優しいのも人間です。





ほな(=゚ω゚)ノ

by neko_nezumi | 2013-10-29 14:07 | 京都

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