この月の色だけで見ると怪奇月食という字を使いたくなりますね…。キレイというか、赤黒いのでなんとなく怖いかんじがしませんか?
2014年最後の天体イベントが間もなく始まろうとしています!
天気さえ良ければ10月8日に日本各地で皆既月食が観測でき、肉眼でも楽しめると思います。
冒頭で書きましたが、皆既月食は月が赤黒く見えます。
月は太陽の影響を受けて輝いています。太陽がなければ月は見えません。
皆既月食とは…太陽、地球、月の順に一直線上に並ぶ現象で、月が地球の影に隠れて見えなくなることなんです。完全にすっぽりと地球の影に入り込むのが皆既月食です!
普段太陽の光は白色に見えていますが、目には見えなくてもそこには赤や青や緑など、様々な色が混ざり合っています。これを「光の三原色」といいます。
太陽光が地球の大気中を通る時に、色はそれぞれの色として分解され、短い光は空気に触れると散らばるので大気を通過することができません。
波長の長い赤色は散乱されにくいので大気をそのまま通過することができます。
大気というのは、レンズのような役割をするので通過する太陽光を屈折させます。
それが皆既月食の赤い月の秘密です。
地球の影に隠れた月に赤い光が当たる為に、赤黒く見えるわけです。
朝焼け夕焼けも同じ仕組みです。
赤色だけが散乱せずに残るので、あの赤黒い色が見えるわけです。
皆既月食の予定時間ですが、8日の18時15分頃から始まるそうで、19時25分には赤黒い月が見えるそうです。
19時55分には皆既月食はクライマックスを迎えます。
21時にはまた元に戻る予定だそうです。
今回は約1時間前後という長い時間、皆既月食を観察することができますので、ご家族揃って楽しめるといいですね ^ ^
今回を逃せば、次回は2015年4月4日だそうですょ!
但し、この時の皆既月食は時間も短くたったの12分という短さ。
見逃さないようお気をつけください。
一方で皆既月食は満月で月の引力が増します。
その為、地球全体に影響を与え大地震や噴火などのトリガーになる可能性も高く、注意が必要な時でもあるのです。
東日本大震災の場合は、前年度の2010年1月1日、6月26日、12月21日が皆既月食でした。そして東日本大震災後の2011年6月16日が皆既月食でした。
前年度は3度も皆既月食が起こりました。
過去の大地震でも皆既月食との関係があり、無関係とも言えないと思います。
今年、日本は貴重な天体ショー続きの特別な1年でもありました。
4月14日が満月と火星が並び、肉眼で火星を観測できました。
そして4月15日は皆既月食、4月23日は火星、木星、天王星、冥王星が十字に並ぶグランドクロス、4月29日は金環日食と続き、8月1日はスーパームーン、そして10月8日の皆既月食です。
今年のマグニチュード7を超える巨大地震の発生は、4月2日 チリでマグニチュード8.2、4月11日 ソロモンでマグニチュード7.3、4月13日 ソロモンでマグニチュード7.6、4月18日 メキシコでマグニチュード7.2、4月19日 ソロモンでマグニチュード7.5、6月24日 アリューシャン列島で8.4、6月24日 ケルマデック諸島でマグニチュード7.2、6月29日 サウスサンドウィッチ諸島でマグニチュード7.2、7月7日 メキシコマグニチュード7.1、8月3日 ニューギニアでマグニチュード7.2、8月25日 ペルーでマグニチュード7.0です。
世界中で起きた2011年のマグニチュード7以上の地震が7回、2012年は10回、2013年が12回、そして今年は既に11回起きています。4月の天体ショーの多かった月には、5回もマグニチュード7以上の地震が起きていることは偶然とは言えないと思います。
御嶽山もわずかに膨張しているとの報告ですから、今回の皆既月食の満月引力が引き金となり更なる活発化という事態も可能性としてないともいえません。
万が一ということは、今の時代にはあり得ます!
御嶽山噴火も「噴火などしない」と思われていたのに噴火したのてすから。
念のためという言葉は常に頭の隅に置いてください。
これからの時代は万が一の為、心の準備や防災対策だけはしておきたいものです。
ほな(=゚ω゚)ノ